幼少期の決断1

私たちは毎日の生活を一生懸命考えて、同じあやまちの繰り返しをしないように気を付けながら生きていますよね。
ですが、なぜか同じことを繰り返していませんか?
こんな人と会いたくなかった、と離婚したのにまた同じような人に魅かれる自分がいた。
職場で嫌な人に意地悪をされる、しかし、部署を変わっても同じような嫌な体験を繰り返す。
どうして同じ目にばかり合うのだろう。
しかし、これは当然なのです。必然なのです
なぜなら、私たちは小さい時に学んだ習性を一生持ち続けていくからなんです。
幼少期、10歳以前に学んだもの、特に3歳以前に学んだものは
一生つきまとう。変えるのは至難の業なんです。
幼少期に両親または、養育者によって私たちは育てられる。
その養育者の価値観やモラル・感情などを私たちはモデルとして同じような価値観、モラル、感情の持ち方などを見習い習得していく。
こう考えた時、小さい子は、否応なしに養育者の環境に支配され、飲まれていくのである。生きていくために当然であり必然なのである。そうしなければ、両親はかわいがってくれないし、愛情をかけてくれないだろう。愛くるしい表情で言うことをきく、それが子供の大きな武器である。険しい顔で反抗ばかりしている赤ちゃんを想像してみてみるといい、愛情を掛けたくないだろう。
幼少期の私たちは、養育者に従い言うことを聞き、できるだけ多くの愛情をもらいわが身を守ってきたのである。
そのために、多くの不利益ももたらしたのである。自分のやりたいこと、こころから望むことが、もし養育者に受け入れられなかったとすると、やむ得ない、自分の欲求ややりたいこと望むことを諦めなければならないのである。養育者に合わせ生きていかなければならなかったのだ。
そう考えた時に、養育者の人格は大いに子供にとって影響がある。
人生再構築セラピスト 早海えいこ