自立した優しさ
新潟の心理カウンセラーの早海えいこです
ある人が遠く離れた小島に流された
流されたその人は、帰る当てもなくそこに住む覚悟を決めた
島には原住民がいて気の毒そうに思ったひとは、食べ物を差し出した
何てやさしい島民たちだろうと思った
向こうで、ただ眺めている島民もいた
何もせず、ただ何日も眺め、自分を観察していた
あの人たちは自分のことをせせら笑っている
よそ者を興味本位に観察して陰で噂をしているにちがいない
漂流者は食べ物を運んでくれる優しい人を頼って生きることにした
食べ物がなくなると持って来てくれる
本当にありがたい
ある日、だれも食べ物を持ってこなくなった
集落に行くと、みんなは忙しく自分の生活をしていた
食べ物を欲しいと言うと「忙しくて相手をしていられない」と言われた
途方に暮れていると
あのとき遠くで眺めていた人が「何に困っているか」声をかけてきた
食べるものがなくて困っていると答えた
それでは、食べ物のある場所を教えてあげよう
一緒に行って取りましょう
漂流者は、食べ物のある場所を教えてもらい取り方まで学んだ
これで、島民がどんなに忙しくても自分で食料が手に入る
漂流者は、遠くで私を観察していた彼が、一番私を知っていると感じた
一番私が求めるものを与えてくれたと思った
やさしい人は、自分の今欲しいものを与える人だと思っていたが
それからは
その人が一番望むものを知っている人だと思った
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人生再構築セラピー早海えいこ
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